〜平屋を詳しく知ろう〜平屋のデメリットについて

平屋に限りませんが、1階部分の窓が多いと屋外への出入口が増えるため、防犯面に配慮する必要があります。
家のまわりに、踏むと音が出る砂利を敷いたり、人感センサー付きライトを設置するとよいかもしれません。
不審者は近隣住民や通行人の目が気になるので、家を高い塀で囲んだりせず、敷地内の様子がわかりやすいようなオープンな外構にするのもよいでしょう。

1階のみの平屋は、道路や隣家からの視線が届きやすく、暮らしのプライバシーが守りにくい面があります。
間取りをつくるときは、敷地周辺の人や車の往来状況を把握したうえで窓の位置やサイズを決めましょう。
さらに、敷地のどこに家を建てるのかを考える「配置計画」も重要になります。
例えば、道路側に建物を配して庭は外から見えないようにする、建物で囲んだ内側に庭を設けるなどの計画なら、庭や庭に面する開口部から室内が見えにくくなります。

敷地の周辺環境によっては、日差しや風が家の中まで届きにくくなりがちです。
光や風が十分に入る間取りにするには、家の形をコの字型やロの字型にして中庭を設ける、庭面向きのL字型にするという方法もあります。
また、平屋は採光のよい南側に部屋を設け、北側に廊下や水まわりを配する間取りが多いのですが、北側にも複数の窓を忘れずに設けましょう。
そうすれば北側も日中は明るいですし、家の中を風が通り抜けやすくなります。