オーニングの種類と特徴&選び方
ラックくんとアイルちゃん
皆様こんにちは😃
広報部の大西です😁
さて、今回の家づくりの基礎知識は、「オーニング」についてです。
昔からヨーロッパの国々の窓(開口部)などに用いられていたオーニング(awning)は、「日よけ」「雨よけ」「ひさし」
のことです。
最近では、日本の住宅にも、設置するケースがみられるようになりました。
メーカーからも、さまざまなサイズやデザインの商品が揃い、プランや好みに合わせて取り入れることが可能です。
実用面だけでなく、エクステリアや外観デザインのポイントにもなるアイテムです。
オーニングを設置するメリット
日差しを遮り、心地よい空間を生み出すオーニングは、オープンカフェのような半戸外の雰囲気を味わうことができるのが大きな魅力です。デッキやテラスと組み合わせ、もうひとつのリビングとして活用するケースもみられます。また、洗濯物干しとして利用すれば急な雨でも安心です。ペットの居場所として適する場合もあるでしょう。また、直射日光が部屋の中に入らないため、室内の温度上昇を抑え、エアコン効率が高まり、省エネにつながるのもメリットです。紫外線から、室内や家具を守ってくれるという利点もありますし、周辺環境によってはプライバシーの確保にも役立ちます。
オーニング商品の種類と特徴
水平方向へ張りだすタイプが一般的
オーニングは、巻き取りパイプに布(キャンバス地・テント地)を取り付け、季節や時間ごとの日差しに合わせて出し入れし、直射日光を調整するものです。窓(開口部)上部の壁面に取り付けるのが一般的でしょう。形状としては、アームが伸縮して布を水平方向に張り出すタイプだけでなく、垂直方向に開閉可能なスクリーンを組み合わせることができるタイプなどもみられます。
小さめの窓に設置できるタイプも
オーニングというと、馴染のあるのは、掃き出し窓に設置するタイプですが、高窓や小窓などにも設置できる小型のタイプの商品も揃っています。2階の腰高窓や細長い窓など、日差しの向きに合わせて取り入れることができるでしょう。
外壁に設置するタイプと独立型のタイプ
商品としては、外壁に直接取り付けるタイプだけでなく、下地の問題などから壁面に設置できない場合に適する、独立型のタイプなどがあります。アルミなどのフレームを設置しオーニングを組み合わせるものです。また、DIYショップやネットショップなどでも手に入れることができる簡易設置型のタイプもみられます。
手動タイプと電動タイプ
操作方法では、付属しているハンドルなどを使用し手動で動かすタイプはもちろん、スイッチやリモコンで作動する電動タイプ、手動電動併用タイプなどもあります。また、センサーによって、太陽光に反応して自動的に開閉したり、強風時や振動が強い場合に自動で収納するタイプなどもあるので、設置する場所や使い方などによって取り入れるといいでしょう。
カラーバリエーションも豊富
キャンバス地の色柄は、オーソドックスなホワイト、ベージュを中心に、シックなブラウン、モスグリーンなどが揃っており、欧米の住宅にみられるようなストライプ柄、フリルのついたやさしいデザインの商品などもございます。また、耐水性や紫外線をカットする性能を持つタイプ、防炎や防汚、遮熱機能を高めたものなどがあります。
プランニングの際の注意点
下地補強が必要な場合も
商品によって異なりますが、基本的にはどのような工法の建物でも設置は可能です。建物の状態によっては下地の補強が必要なケースもあるので、事前に確認するようにしましょう。
マンションでは管理規約を確認して
マンションでは、バルコニーは共用スペースですので、簡易型であっても管理組合などの承認が必要な場合もあります。管理規約などの確認をした上で検討することが大切です。
電動タイプの場合は電源が必要
電動タイプは、屋外コンセントがあれば設置可能ですが、取り付ける周辺に電源がない場合は、増設が必要ですので、事前に工事担当者に相談するようにしましょう。
暮らしに合わせて設置を
オーニングは、新築時からプランニングする場合もありますが、「予想以上に日差しが強いから」「デッキスペースをより快適にしたいから」というように、暮らしていく中で設置を検討するケースも多いでしょう。日よけということであれば、オーニングと同様に生地を使用するなどした、外付のシェード(スクリーン)商品もあります。使い方やデザイン性が異なりますが、いずれも、簾(すだれ)やよしずのような効果を得ることができるものです。また、テラスやベランダの雨よけという点では、テラス屋根などの建材も揃っています。選ぶ際には、窓まわりの条件だけでなく、外観デザインや設置場所の環境、暮らし方などを合わせて検討するようにしましょう。オーニングを選ぶ際には、可能であれば、エクステリアのショールームなどで、実際の商品を確認し、操作してみることをおすすめします。取り付け後は、取扱説明書を確認して、適する点検やメンテナンスを行いましょう。そして、強風や台風時、降雪時などは、巻き上げておく方がいいでしょう。それでは、また!!