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地震に強い家を建てる!そもそも地震の時に安全な家ってどんな家?今すぐできる地震対策とは?

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ラックくんとアイルちゃん

東日本大震災

東日本大震災から月日が経ちました。
 
当時のVTRなどを見ると当時は、不安な気持ちで過ごしている方が沢山いました。
 
地震時には皆さんどのような行動をとられたでしょうか?
 
リビングの中央でふんばったという人、逃げ場がわからず室内をうろうろし続けた人、机の下にもぐったなどという声もあります。
  
 
地震のニュースを見るたびに、日本は、地震大国だなぁと日々思うので、今回は地震に強くて安全な家はどんな家なのか、建築する際のポイントをお伝えします。今すぐできる対策もお伝えしますので、1人1人が防災を意識して自分の命を守れるよう一緒に考えていきましょう😊

💡この記事はこんな人におすすめ

・家を建てるなら地震に強い家を建てたい人

・将来家を建てる時の参考にしたい人

・今できる地震対策を知りたい人

地震に強くて安心な家を建てるポイント

そもそも地震に強い家とは

地割れ2

住宅(建築物)は地震が起こった際に縦方向や横方向に強い力を受けます。

 

また、地震や強い風の影響がなくても住宅は、常に上から下にチカラ(荷重)がかかっており、常に2階以上のチカラ(荷重)は1階に流れており、そしてそれを地面に流しています。地震に強い家=耐震性の高い家は、

 

地震での建物にかかるチカラを耐えることができること

 

上下の方向のチカラの流れがスムーズになっていること

 

このことが大切な条件となります。

 

そして、この条件をクリアーするには、家(住宅・建物)の形は、「単純であればあるほど良い」と考えられております。

単純な四角形が地震に強い

地震に強い家は、単純であればよいということです。

 

そして、家の単純な形とは、四角形のことをいいます。

 

正方形や長方形などの家が、地震に強い家といえるのです。

 

その理由は、上下縦横の6つの面が、ひとつとなって支えあっているからです。

 

地震が起きても、そのチカラが壁や地面に伝わりやすいので耐えることができるのです。

 

簡単な例でいうと、正方形に近い箱(段ボール)をつぶそうとしても、なかなかつぶれません。

 

これは、箱が面どうしで支えているので外からのチカラに耐えて壊れにくい構造だからです。

 

箱型の四角い家が、地震に強いのは、地震のチカラを吸収して耐える事ができるからなのです。

 

また、逆に言うと凹凸の多い、複雑な形の家は、地震のチカラに耐えられず、地震に強い家とは、言いにくいのです。

壁の量が多い家も地震に強い

壁の量の多さも、地震に強い家の条件のひとつです。

 

壁の量が少ないと、地震のチカラを吸収できない場合があります。

 

また、1階と2階の壁の位置が同じ場合は、更に地震に強くなります。

2階にリビングも地震に強い

1階にリビングをという考えが一般的ですが、地震に強いとは言いにくいです。

 

1階に大きな空間の部屋をつくると2階より壁や柱の量が少なくなることがあります。

 

この場合は、家を支えるチカラが弱くなり、地震に強いとは言えない場合がございます。

 

逆に2階にリビングなど大きな空間の場合は、1階の壁や柱の量が2階寄り多くなり、地震に強い家となります。

 

また、吹き抜けなども壁の支えるチカラが弱くなります。

 

大きなLDKや吹き抜けなどの大空間は、家づくりの際にあこがれますが、地震に関しては強くない場合があることを頭に入れておいてください。

その他の地震に強い家

シロアリ対策ができている

シロアリにより、土台や柱や壁などが、食べられてしまうと地震に対するチカラが弱くなる場合がありますので、シロアリ対策も行いましょう。

窓が少ない家

窓が多くなると、壁のチカラが弱くなり、地震に耐えられない場合があります。

 

ガラスばりの家も家づくりの際のあこがれですが、地震に強くないことは、頭の片隅にいれて検討しましょう。

屋根が軽い家

屋根が重い家も、家に負荷がかかり、地震に対するチカラは、弱くなります。

 

最近の屋根材は、殆どが軽量化し地震対策もおこなっておりますので、問題はないと思いますが、屋根が軽い家も地震に強いという事を家づくりの際は、頭に入れておきましょう。

地震時に「安全な家」とは?

地震 2
では地震時に安全な家とは、どんな家でしょうか?
 
まずは倒壊しないこと、そして落下物や家具の転倒によるケガをしない家であることです。
 
もちろん、津波や火災などの危険がある場合は、速やかに避難することが肝心になります。
 
地震時の建物の強さは、建築基準法によって定められていますが、この基準は大きな地震を経るごとに新しい基準へと強化されてきました。
 
この基準が大きく変わったのが1981年です。
 
この年を境目に地震への強さが大きく変わり、それ以前を旧耐震基準、それ以降を新耐震基準と呼んで区別しています。
 
これは一戸建て・マンションとも共通で、新耐震基準に沿って建てられた家であれば、倒壊しにくい家と言えます。
 
また、旧耐震基準の家でも耐震改修をして新しい基準を満たしていれば安心です。
 
加えて、木造住宅の場合は2000年にも追加された基準があります。
 
その内容は、柱と梁などの接合部をしっかり金物でつなぐ、壁の配置バランスをよくするというもので、熊本地震の被害状況の調査では、新耐震と旧耐震の家で倒壊数に大きな差があっただけでなく、2000年以降の家は、それ以前の家と比べて被害が少なかったことが分かりました。
 
つまり木造住宅の場合は、2000年の基準もチェックしておくことで、更に安心度が高まるというわけです。
この住宅の建築基準や構造について知りたい方は下記の記事を読んでみてください。

地震に強い構造は〇〇工法⁉地震大国「日本」に家を建てるなら知っておきたい構造のお話

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地震時に家の中で安全な場所はどこ?

では、地震時に家の中のどこにいれば安全かを考えてみましょう。
 
大地震の被害では、建物の倒壊だけでなく家の中にあるものによる被害も少なくありません。
 
つまり家の中で安全な場所は、落下物や倒れてくる家具がなく、ガラスが飛び散らず、そしていざという時に外に出やすい部屋なのです。

地震発生時、意外と迷う「どこに逃げる」か

机の下に隠れる人
地震が発生したら、家の中のどこにいれば安全なのでしょうか?
 
昭和の時代には「地震の時は机の下へ」と言われ、学校の避難訓練では落下物や倒れてくる家具から身を守るために、まず机の下にもぐる練習をしました。
 
ただこれはケースバイケースで、落下物から頭などを守りやすくはなりますが、
大きな地震では机ごと飛ばされる可能性もあるのです。
 
1995年に発生した阪神・淡路大震災の経験者からは、「地震時に寝ていたら、
大きなテレビが身体すれすれに飛んできて命の危険を感じた」という話もあります。
 
 
また昔は、地震が来たら「トイレに逃げ込めば安心」とも言われていました。
 
というのも、トイレは1畳ほどの小さな部屋を4本の柱で囲んでいますので、地震が来ても潰れにくいとされていたからです。
 
確かにトイレ内には、上から落ちてくる物や倒れてくる家具がないので、ケガの心配は少なくなります。
 
そういった面では他の部屋より安全と言えるでしょう。

「トイレが安全」説は前提条件ありき!

しかしこれは、家が「倒壊」しなければの話です。
 
倒壊とは、室内空間がなくなるほど家がつぶれてしまう状態のことで、2018年の熊本地震では倒壊した家も少なくありませんでした。
 
そうなると、トイレ内に避難したとしても無事ではいられません。
 
つまり地震が来たらトイレの個室に逃げ込めば安心というのは、家そのものが無事であることが前提の話ということになります。
 
またトイレに避難することには、ひとつ危険が伴います。
 
地震で家がゆがんでしまうとドアが開かなくなる可能性があるのです。
 
そうなると狭いトイレの中に閉じ込められてしまいます。
 
リビングであれば掃き出し窓などから外に出ることができますが、トイレの窓は小さいのでなかなかそうもいきません。
 
もしもトイレにいる時に大きな地震が来たら、まずはドアを開けて逃げ道を確保しつつ、命の安全を優先に行動することを心掛けていただければと思います。

地震対策で今すぐできる3つのこと

落下物や家具の転倒、物の飛び出しを防ぐ工夫

転倒防止金物
タンス、テレビ、ピアノなどの大物家具は建物と一体化するようにしっかり固定します。
 
ホームセンターで売っている転倒防止金物を使うといいでしょう。
 
ピアノは専用の金物を使用してください。
 
ただし、固定する天井や壁、床の強度が低いと、すぐに外れてしまったり壁ごと飛んできたりすることがあります。
 
下地が入った壁にしっかり留めるようにしましょう。
 
下地の有無が分からない場合は、市販の下地チェッカー(下地センサー、下地探し)が1000円程度から購入できます。
 
また、大きな地震になると収納の扉が開いてアイロンやハサミ、花瓶など危険を伴う収納物が勢いよく飛び出してくることもありますから、吊戸棚を含む収納扉には「耐震ラッチ」(揺れるとロックが掛かって扉が開かなくなる金物)を取り付けておきましょう。
 
ホームセンターなどで入手可能です。

ガラスの飛散防止

飛散防止フィルム
地震でガラスが割れると、その破片で大ケガをしてしまうこともあります。
 
家の中では裸足でいることもありますので、窓ガラスや収納扉のガラスなど室内にあるガラスには、やはりホームセンター等で入手できる「飛散防止フィルム」を貼るなどして対策をしておきましょう。
 
地震だけでなく台風時にも役立ちます。

備蓄品の準備

飛散防止フィルム
ライフラインがストップした時のことを考え、水なら3日分程度は用意をしましょう。
 
4人家族の場合はおよそ36リットル、つまり2リットルのペットボトル18本分です。
 
6本入り段ボールで3箱、その他に食料も必要になるので、大きめの収納スペースを
確保する必要があります。
 
収納位置の基本は重いものは足元に、軽い物は頭の上にしましょう。
 
収納ソファーや収納ベッドなど家具を利用したり、あまり使っていない吊戸棚や
天袋を活用したり、工夫をしてみてください。
 
食品類は、ローリングストック法で消費すれば、賞味期限切れを防ぎやすくなります。
 
ローリングストックとは、少し多めに食品を備蓄して、普段に食べながら買い足す方法です。
 
最近では防災備蓄セットのサブスク「カップヌードル ローリングストックセット」
もあります。
 
食品類とカセットボンベ、水などをセットにしたもので、入れ替える食品だけが3カ月おきに新しく届きます。
 

まとめ

地震に強い家ということで地震に強いお家を建てるポイントや今すぐできる対策をメインにお伝えしましたが、その他にも、地盤の強さだったり、基礎の強さだったり、、地震に強い家の条件は、様々にあります。

 

また、土地の形状により、家のカタチを四角形にできない場合でも地震に強い家にする方法は、特別な工法や耐震・免振・減震対策など多数あります。

 

家づくりは、人生の中で一番大きな買い物の一つです。

 

その大きな買い物で、家族と暮らし守ることが大きな使命と思います。

 

地震大国の日本での家づくりでは、地震に強いことを頭にいれて、家づくりを検討することをオススメ致します。

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この記事を書いた人

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